ONE PIECE FILM RED/ワンピース フィルム レッド

アニメ

ONE PIECE FILM RED/ワンピース フィルム レッド

作品情報

前作『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年8月)から3年ぶりとなる、劇場版『ONE PIECE』第15作。

原作者である尾田栄一郎が「総合プロデューサー」として制作に参加し、音楽は中田ヤスタカ氏が担当。

その他 Mrs. GREEN APPLE、 Vaundy、秦基博など、豪華メンバーが楽曲を提供した。

あらすじ

音楽の島「エレジア」。この島で、一人の歌手のライブが開催されようとしていた。その歌手の名前はウタ。彼女はこれまで素性を隠したまま歌を発信していたが、その類まれなる歌声は「別次元」と称され、世界中の人々を魅了していた。そのウタが初めて公の場に姿を見せてライブを行うということで、エレジアのライブ会場にはファンの大観衆が集結し、麦わらの一味も来ていた。そして、遂にウタがステージに姿を現し、ライブが開幕する。

1曲目の終了後、突如クラゲ海賊団がステージに降り立ち、ウタを誘拐しようとする。だが、その直後にルフィがステージに降り立ち、ウタに駆け寄り親しげに声をかけた。ウタはルフィだと気付き、二人は再会を喜ぶ。ルフィとウタは、幼少期にフーシャ村で共に過ごした幼馴染みだったのだ。さらに、ウタがシャンクスの娘であることをルフィが話したことで、会場中が騒然となる。それを聞いたクラゲ海賊団は、シャンクスの弱点だと考えて改めてウタを誘拐しようとするが、そこへ突如同じウタを狙うビッグマム海賊団のオーブンとブリュレが乱入し、会場は戦場と化す。最初は心配するルフィ達だったが、ウタは2曲目を歌いながら不思議な能力を操り、瞬く間に海賊を拘束してしまう。その後、ウタはルフィと仲間たちを歓迎し、その不思議な能力でもてなす。

この時、世界中の人を幸せにするためのウタの大きな「計画」が既に始まっていた。そして同じころ、世界政府や海軍がウタの能力を危険視し、彼女の討伐に動き始めていた。

 

勝手な解説と感想(ネタバレ含みます)

こんにちは。ぴー君です。

近年の音楽は、多様化して、僕が子供の時よくあった、「全員が知っているような流行っている曲」というのがなくなってきているようにおもいます。

若者の間で流行るのは、いわゆる「TikTokの曲」が多く、サブスクなどの影響もあり、音楽の流行が、広く浅くなっていると思っています。音楽サイトのランキングでは、同じアーティストが、トップ10の中に何度も登場するのが当たり前になっています。

今回ウタの歌唱を担当したAdoさんもそのうちの一人です。

そんな今の音楽シーンを代表する彼女が、ウタを通じて様々な楽曲を披露するような映画です。

「ONEPIECEではなくAdoのLIVEだ」との声もよく聞きました。要するにウタという架空のキャラクターのコンサートを見てるかのような構造になっています。実際、色んなアーティストが楽曲提供をしており、それを劇中で全部披露しています。

Adoファンにとっては、まさに激アツの映画のように思いますが、そうでない人にとっては、あまり面白くないという声も実際に聞きました。

主題歌にもなってる「新時代」や「わたしは最強」などは、フル尺で歌っています。
推しを少しでも長く見ていたいっていう見方をする人が増えている中で、ONE PIECEという国民的アニメでこういう試みをしたのは、かなりの大冒険だったように思えます。

序盤をみた段階では、「つまらない」と思いました。でも最後まで観ると、やっぱり面白かった。

個人的によかったシーンはやっぱり、シャンクスの「親子喧嘩の途中なんだ 首を突っ込まないでもらえるか」のところですね。
シャンクスの戦闘シーンははじめて見ましたが、かなりカッコよかったです。

コビーが全員に指示を出し、敵味方関係なく共闘するシーンは、まさに映画ならではで、前作「スタンピード」を思い出しました。シャンクスとカタクリの会話のシーンや、ウソップとヤソップが、見聞色の覇気で繋がるところも良かったです。

ワンピースの映画は、本筋のストーリーとは別次元の話として描かれています。なので、「ONEPIECEではなくAdoのLIVEだ」と言われるぐらい逸れちゃってもちゃんと成立して、面白いんだなって思いました。

最後は力尽きてしまうウタ。それを弔う赤髪海賊団たちをみたルフィの表情は、これぞワンピースっていう感じがしました。

とにかく思ってたよりずっと面白かったです!まだ見てない方はぜひ見てみてください!

ありがとうございました!

 

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