「実家にあった8mmフィルムは、どの種類だろう」「音声があるのか、何分くらい映っているのか知りたい」。そんなときは、まず箱や缶の文字、リールの大きさを見てみましょう。
この記事では、種類を確認する手がかりと収録時間の目安をご紹介します。見分けがつかなくても、写真からご相談いただけます。確認のために、フィルムを無理に引き出したり映写したりする必要はありません。
1. 家庭用8mmフィルムの代表的な3種類
| 種類 | 登場時期 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| スーパー8 | 1965年 | ダブル8より送り穴が小さく、映像のコマが大きい方式です |
| シングル8 | 1965年 | スーパー8と同じ画面・送り穴の規格で、撮影用カートリッジなどが異なります |
| ダブル8(レギュラー8) | 1930年代 | 16mm幅のフィルムの両側に順に撮影し、現像後に縦に切って8mm幅にする方式です |
現像後のフィルムの幅は、いずれも約8mmです。スーパー8とシングル8は、コマや送り穴だけでは区別しにくい場合があります。
REDDESKでデータ化できるのは、スーパー8とシングル8です(音声付きを含む)。ダブル8(レギュラー8)には、現在対応していません。
2. 最初に、箱・缶・リールの表記を見る
| 表記の例 | 判断の手がかり |
|---|---|
| Super 8/SUPER8 | スーパー8の可能性があります |
| Single-8/シングル8 | シングル8の可能性があります |
| Regular 8/Double 8 | ダブル8(レギュラー8)の可能性があります |
| 8mmのみ | この表記だけでは種類を判断できません |
箱や缶と中身が入れ替わっている場合もあるため、表記だけで確定はできません。タイトルや撮影年月しか書かれていない場合も、その文字が読める写真を残しておくと相談の手がかりになります。
3. 見える範囲で、フィルムの送り穴を確認する
フィルムの端には、機械でフィルムを送るための「送り穴」が並んでいます。
- スーパー8・シングル8:送り穴が小さく、映像のコマが比較的大きいのが特徴です。
- ダブル8(レギュラー8):送り穴が比較的大きく、映像のコマは小さめです。
フィルムがすでに見えている場合だけ、無理に動かさず確認してください。種類を確かめるために引き出したり、巻き直したりする必要はありません。貼りつきや波打ちが気になる場合は、そのままの状態でご相談ください。
スーパー8とシングル8は、送り穴やコマの形だけで区別するのが難しいため、箱の表記など複数の情報をあわせて確認します。どちらもREDDESKでデータ化できるので、見分けがつかなくても大丈夫です。
4. 音声付きかどうかは、磁気の帯が手がかりになります
音声付きのサウンドフィルムでは、フィルムの端に音声を記録する磁気の帯があります。茶色っぽい細い線として見えることがあります。
ただし、帯があることと、実際に音声が録音されていることは別です。また、外から見える一部分に線がないだけで、音声なしとは判断できません。
REDDESKのデータ化料金は、音声なしが1本1,000円(税込)、音声付きが1本1,500円(税込)です。分からない場合は、映写して確かめず、分からない旨を写真と一緒にお知らせください。
5. リールの大きさと収録時間の目安
収録時間は、実際のフィルムの長さと、1秒間に何コマで映すかによって変わります。リールの外径だけでは決まりません。
次は、スーパー8・シングル8を毎秒18コマで映す場合の計算上の目安です。リール径は容量を考えるための参考で、実際の巻き量を示すものではありません。
| リールの直径の目安 | フィルムの長さの例 | 映写時間の目安 |
|---|---|---|
| 約8cm(3インチ) | 50フィート(約15m) | 約3分20秒 |
| 約13cm(5インチ) | 200フィート(約61m) | 約13分20秒 |
| 約18cm(7インチ) | 400フィート(約122m) | 約26分40秒 |
同じ50フィートのスーパー8でも、毎秒24コマで映すと約2分30秒です。ダブル8はコマの間隔が異なり、50フィートを毎秒16コマで映す場合は約4分10秒になります。
リールの途中までしかフィルムが巻かれていない場合や、フィルムの厚さ・リールの形状が異なる場合は、外径から考えた長さと一致しません。冒頭や末尾に映像のない部分があることもあります。
相談時には、リール全体の写真と、大きさごとの本数をお知らせください。時間を確かめるために全部をほどく必要はありません。なお、REDDESKのデータ化料金は、リールの大きさに関係なく1本ごとの計算です。
6. 8mmビデオテープ・16mmフィルムとの違い
8mmビデオテープ(Video8・Hi8)は、カセット型のビデオテープです。この記事のフィルムとは別のもので、8mmビデオ・Hi8のデータ化料金は?でご案内しています。
16mmフィルムは、8mmより幅の広い別の規格です。REDDESKでは、現在対応していません。
7. 写真で相談するときは、撮れるものだけで大丈夫です
次の写真を、公式LINEからお送りください。
- 箱や缶、ラベルの文字が読める写真
- リール全体と巻き量が分かる写真。定規を横に置くと大きさを伝えやすくなります
- フィルムがすでに見えていれば、送り穴や端の帯が分かる写真
全部そろえる必要はありません。缶が開かない場合は外側だけでもご相談いただけます。写真は確認の手がかりになりますが、種類や音声の有無、対応できるかどうかを写真だけでは判断できない場合もあります。
8. 分からないことは、そのままお知らせください
「スーパー8かシングル8か分からない」「音声があるか覚えていない」。そんな段階でもご相談いただけます。
料金と頼み方については、8mmフィルムのデータ化料金は?をご覧ください。
参考資料
- Kodak:History of the Super 8 Camera
- 富士フイルム:富士フイルムのあゆみ「シングル-8の開発」
- Kodak:How many minutes can I capture with one Super 8 film cartridge?
- National Archives(米国):Identifying Motion Picture Film Formats
カセット型の8mmビデオテープ(Video8・Hi8)のデータ化は、Video8・Hi8データ化のページをご覧ください。